「南の島の石のお金」の話
ミクロネシア連邦の西端 ヤップ島
「石貨」と呼ばれる「石のお金」
感謝の気持ちを表す手段、謝罪の気持ちを表す手段として、石貨が使われていたわけだから、ヤップ島の住民は、石貨の価値を信じている。
「石貨に使う石」はヤップ島で採掘することができず、ヤップ島から約500キロメートル(東京-大阪間ほど)離れたパラオ諸島でしか採掘できなくて、パラオ諸島で切り出した石をカヌーか筏に載せて、運んでくる。
石貨 サイズはバラバラ、大きいのだと3~4メートル、重さ5トン
持ち運べない 「所有者」が変わっていった。
「現在の所有者」を皆で共有することができた。
石貨の価値はストーリーで決まる。
「最も価値が高い」石貨は海の中にある。
もはや「所有」していない。「所有感」を贈り合うことで、価値が移動している。
ポイント1.中央機関がなくても、それぞれが「石貨の所有者の移動」を記録しておけば、交換用貴重品として機能する
ポイント2.「皆が所有者(所有感)の移動を記録している世界」では「所有感」に価値が生まれる。
2021年3月、デジタルアーティスト「ピープル」のNFTアートが約75億円で落札されたニュースが世界中を駆け巡った。数日後、ツイッター創業者「ジャック・ドージー」の史上初のツイートのNFTが3億円超えで落札。
「デジタルデータ」はコピーし放題。
いつでも誰でも見ることができる『モナ・リザ』の持ち主は「フランス共和国」
「踊るプぺル君」の画像は誰でも持っている。「『その画像・動画・音声‥‥‥などのデジタルデータの保有者は誰なのか?』を証明してくれる証明書」がNFTであり、その「証明書」に値がついている。NFTは「証明書」
一体どんな可能性が生まれるのか?誰を助けることができるのか?
大切なのは一刻も早く「それを学ぶことによって何ができるようになるのか?」を示すこと。=NFTの可能性。
【OpenSea】NFTを売ってるデパートのこと
【イーサ(ETH)】そのデパートで使える「お金」のこと
【仮想通貨取引所】日本円をイーサに両替してくれる両替所のこと
【ウォレット】イーサやNFTなどを入れるお財布のこと
西野さんが最初にNFTを出したのは2021年7月
オークション形式で【ページオーナーのNFT】を3枠。
「14・2イーサ(ETH)」当時の価格で「約400万円」で落札された。
あと、37枠が残っている。
「ページオーナー権が売れる」という選択肢が生まれた。
絵本作家
知らなかったんじゃない。知ろうとしなかったんだ。
「母が無知だと病気になり、父が無知だと貧乏になる」
「ライブグッズの在庫問題」
挑戦や博打になっているのは「無知が招いた貧困」
クラウドファンディングの目標金額を、グッズの損益分岐点にして、「All or Nothing型」でプロジェクトを立ち上げれば、ライブのグッズ制作はノーリスク。
NFTが売っているのは「意味」「『機能』の価格は安定しているが、『意味』の価格は変動が激しい」
「売った商品の、その後の価値を守る活動」が必要になる 「運用」
NFTの価値は、どうやって守られるのか?
「ノリ(共同幻想)」を生むためには、ある程度の“規模”が必要。