夢をかなえるゾウ
浅草で人力車をやっていた(やっている)僕は、都内最古のガネーシャ神がいるお寺をご紹介するときになんでも夢を叶えてくれるゾウさんがいるんです、と興味を惹かせていた。
元々本を読むことがあまり得意ではなく、こぞって好きかっていうと決してそうではない僕が、1冊を一気に読んでしまいたくなるくらいおもしろく読める本のひとつがこの「夢をかなえるゾウ」シリーズ。
前回の作品が最終かと勝手に思っていた僕は、本屋でこの本を目にしたとき、目が飛び出ては、本屋で二度見をし、足が動いた。そして、手に取った。
この本を読んで、なるはやでブログに書き、なんなら動画もアップしようと思った。
それでは!!
1.優秀な人間の特徴は、自分の夢にコミットしている、こと??
『夢なき者は理想なし。理想なきものは信念なし。信念なきものは計画なし。計画なき者は実行なし。実行なき者は成果なし。成果なし者は幸福なし。ゆえに幸福を求むる者は夢なかるべからず』 渋沢栄一
日本電産 永守会長 入社試験で早く食べた学生から採用した?! 時間を大事に。
小説家のヘミングウェイは立ったまま文章を書いていたらしい。立って作業した方が脳が活性化されてパフォーマンスが高まる?!
『最も重要な決定とは、何をするかではなく、何をしないかを決めることだ』 スティーブジョブズ
『白熱電球』エジソンが発明した、実際はジョセフ・スワン。エジソンは電球を長持ちさせる材料が『竹』であることを発見した。6000種類試しても見つけられなかったが、竹の扇子をみてひらめいた。
p.74 突如始まった予祝インタビューのようなもの。
『三人のレンガ職人』寓話
ホンダの作業着が、『白色』である理由
本田宗一郎『汚い工場から良い製品は生まれない。だから、作業着は白が良い。白は汚れが目立つ。できるだけ綺麗にしておこうという意識が生まれる』
p.82にこの本が、著者が最も伝えたいこと、そして僕も自分自身に思い出させ、多くの人に伝えたいことが書いてあった。
“本物の夢”
を手に入れたら、生きているすべての時間が―――人生が―――180度変わる
それまで気の重かった作業が、“本物の夢”を手に入れた瞬間、やりがいに満ちた楽しいものに変。時間わった。時間の感覚がなによりも変わった。すべての作業が自分の夢につながっている感覚の中で流れる時間は、あまりの楽しさに一瞬で過ぎ去る。
最高に幸せな時間であり、胸が高鳴るのを抑えられない。
ヴィクトール・フランクル 『夜と霧』 心理学者
生き延びる者とそうでない者の違い
それは、未来に目的があるかどうか
つまり、夢をもってるかどうか
“本物”の夢を見つけた人間は、以前とはまるっきり違う人間になる。今まではやる気がわいてこなくて、何をやっても楽しめない日々を過ごしてたのに、毎朝、ワクワクしながら飛び起きて、寝る間も惜しんで頑張れて・・・いや、そもそも『頑張る』ていう感覚すらない。夢に向かって進み始めたときは、最高に楽しくて充実した時間がすごい速さで過ぎ去っていくことになる。
自分の持つ能力も、全然変わる。とんでもない集中力が生まれるし、素晴らしいアイデアが降るようにわいてくる。これまでの自分には考えられないような思い切った行動が取れるようになるし、どんな困難も乗り越えられる強さが身につく。そして、そんな自分は人を惹きつける魅力に満ち溢れ、まさに身も心も別人になる。
自分は、生きたまま、生まれ変わることになる。
ガネーシャの課題
1.
夢食いのバク「夢を『持つ』ことと『かなえる』のとは別の話」
太陽 46億年
早起きの習慣を持つ偉人
発明家のエジソン、音楽家のベートーヴェン、小説家のゲーテ、政治家のベンジャミン・フランクリン、
アマゾンのジェフ・ベゾス、アップルのティム・クック
彼らの朝が早い理由は、
「早朝は、誰の邪魔も入らない『自由』に使える時間だから」
-日の出を見るー
早起きをすること 誰にも邪魔されない時間を持つ
朝、太陽の光を浴びると、精神が安定し、やる気が出る神経伝達物質が分泌される
『多くの人間は、間題を解決しようとするよりも、問題を回避するために、より多くの時間とエネルギーを費やしている。』
「ほんまの好きいうんは、他の人間は一切関係ないねん。『世の中の人全員が嫌いだと言っても、自分はこれが好きだ』って言えるもんが、ほんまの好きやねん」
自分がやりたい勉強しかしなかった
ダーウィン 進化論
虫を収集する癖 自分の好きなことをやり続けた。
ー好きな匂い、物、人、場所を見つけるー
名義を貸した信用組合が破綻して、47歳で無一文になったが、そこから即席麺を発明してミリオネアになった。
周囲の視線がほとんど気にならなかった。夢中だったから。
恥ずかしいという感情は、周囲の評価が下がるのを恐れる心
から来る
恥ずかしさを乗り越えた者こそが、真のサクセスを掴むことができる
やりたくない課題を断る
自分の弱さや欠点を克服する
4.
「夢とは、『こうなったらどんなに素晴らしいだろう』『こんなことができたらどんなに幸せだろう』と思いを巡らすこと。つまり、未来という『分からないもの』に対してワクワクすることなのだ!」
アレクサンダー・フレミング ペニシリンを発見 ノーベル生理学・医学賞を受賞した細菌学者。
「自分の中にあるものを『掘り起こす』こと」と「新たなものに『出会う』こと」自分が本当に好きなものを見つけるために
『創造しようとするならば、直感に従いなさい』レオナルド・ダヴィンチ
『自分が本当になりたい姿を知っているのは、自分の心だ』スティーブ・ジョブズ
『私たちの幸福に役立つものは、人間が外に持っているものではなく、内に持っているものだ』ショーペンハウアー
何かを求めて走ることを止めたとき、世界は、色あせる
「『インターネットやテレビ・・・『画面』を通して世界を知ることに慣れすぎてしまっている。しかし、それは『知っている』のではない。『知った気になっている』のだ」
22歳で事業に失敗、
23歳で州議会議員に落選、
24歳で再び事業に失敗、
29歳で州議会議員に落選、
31歳で大統領選挙人に落選、
34歳で下院議員に落選、
45歳で上院議員に落選、
47歳で副大統領に落選、
49歳で上院議員に落選、
52歳 アメリカ大統領
『人民の、人民による、人民のための政治』
ヴィクトール・フランクル『夜と霧』著者
強制収容所では、クリスマスから新年の間に最も多くの死者が出た。過酷な労働でも、食糧事情の悪化でも、気温の変化でもなかった。大量死の原因は、『クリスマスに家に帰れるというウソの噂が広まった』から。クリスマスが来ても一向に開放される動きがなかったことで、収容されている者たちは落胆し、抵抗力を弱め、生きる力を失っていった。
苦しみの只中にあるとき、君は、この世界から問いかけられているのだ。『それでもなお、信じるのか?』と。そして、どれだけ絶望的な状況にあっても決して人生から降りず、その瞬間に成し遂げられる最高の心の姿勢を持つこと。
うまくいっているときは、誰もが自分を信じることができる。
でも、本当に大事なのは、自分を信じられなくなるような出来事に見舞われたときこそ、自分を信じること。少なくとも、「信じようとする」ことなんだ。
「どうすれば、、、」
「すべて、伏線だ」
自信を奪い、自分への不信感を募らせる出来事が起きたろう。苦しみ、嘆き、みじめな気持ちになる出来事が起きたろう。それらのすべてに向かって言いなさい。『君たちは、伏線だ』
自分が夢を見つけるという―――自分が幸せになるという―――人生のドラマを最高に盛り上げるための伏線なのだと
「『伏線だ!』と強く思う。『伏線だぁ!』と声に出す。『伏線いただきましたぁ!』と声を張り上げる。『いただいた伏線は後ほど回収させていただきますぅ!』と敬礼しながらマイクに向かって叫ぶ。すると、間違いなくバカにされるだろう。それでいいのだ!周囲の者が誰一人信じなくとも、君が、君自身を信じられるようになるための行動を起こすこと。それこそが、自分を信じるという心の状態を生み出す」
生活に「初めて」を取り入れる
自分の感情・感覚を丁寧に観察する
実物を見る
過去の出来事を「伏線」ととらえ、希望を持ち続ける
5.
初めてのことをするのは、不安だ。でも、不安を避けることは、「間違いがないもの」だけを選ぶことになる。そして、その姿勢が人生を色あせさせていく。
『サルバトール・ムンデイ』500億 レオナルド・ダ・ヴィンチ
興味を持ったことを一歩深める
6.
人間には、『短期』と『長期』の欲求があるわけじゃ
『夢』ちゅうのは、『長期の欲求』じゃ」
ただ、途中のしんどいことを乗り越えたり、わざわざ面倒なことをしてまで満たしたい欲求がないちゅうことじゃ」
『マシュマロ実験』
スタンフォード大学の心理学者 ウォルター・ミシェルが実施。
被験者の子どもは机と椅子が置いてある部屋に連れていかれ、椅子に座るよう言われる。机の上には皿があり、マシュマロが一つ載っている。試験官は「私は用があるので外出します」そのマシュマロはあなたにあげますが、私が戻ってくるまで15分間食べるのを我慢できたら、マシュマロをもう一つあげます」と言って部屋を出ていく。そして、この実験に参加した子どもたちのそのあとの人生を調べてみると、目の前のマシュマロを我慢して二つ目を手に入れた子どもの方が社会的・経済的に成功していた。
ニューヨーク大学の再検査で『成功の要因はマシュマロを我慢するという自制心だけでなく子どもの頃の社会・経済環境にもある』と指摘されちゅう。
スティーブ・ジョブズ 子どものデジタル機器の使用時間を厳しく制限。
ビル・ゲイツ 子ども 14歳になるまでスマホを与えなかった。
目の前の欲求に飛びつくのではなく、自分の中にある深い欲求を時間をかけて満たすこと。それが「夢をかなえる」ということ
インターネットを一日断つ
自然の中でゆっくり過ごす時間を持つ
虫の役割を知り、大事にする
7.『僕のワンダフル・ライフ』
小説 執事として働いた老人が人生を振り返り、自分の選択が正しかったかを思い悩む話。 『フィクションは、ノンフィクション以上に、人生について教えてくれる』
名作を鑑賞する
8.
課長と働きたくない➡尊敬できる上司と働きたい
会社に行きたくない―――――
満員電車に乗りたくない
気の乗らない飲み会に参加したくない
データをまとめる作業をやりたくない
仕事が終わってからも仕事の不安を抱えていたくない
仕事のことで親から口出しされたくない
・・・・・・
やりたくない(面倒だ)けれど、やった方が良いと思うことを消す
やりたくないことをひっくり返して、やりたいことに変える
ーやりたくないことを全部書き出し、やりたいことに転換するー
9.
1980年制作のイギリス・アメリカ合作映画。 ジョゼフ・メリックの半生を描く。
「ガネーシャの生い立ち」ヒンドゥー教の女神、パールヴァティーは、入浴中に身体の垢を集めて人形を作った。
10.
11.
p.340 まで
怒りの気持ちを伝える
苦手な人の信念を読み取る
12.
13.
自分と違う分野・文化の人と話す
14.
仮体験する
15.
欠点や負の感情を「自分の一部」だと思う
17.
自分と同じ痛みを持つ人を助ける
「人間は『痛み』を経験することで、他者の『痛み』が分かるようになる。他者の苦しみや悲しみを、まるで自分のことのように感じられるようになる」
「人は『痛み』によって、つながることができる」
幼いころに父親を亡くして、村の族長に預けられてた。16歳の時、その村の伝統だった割礼(おちんちんの皮を切ること)の儀域をすることに。村じゅうの人々が見守る中、マンデラは25人のエリートの少年たちと一堂に集められた。
儀式を執り行う老人が槍を持って現れ少年の皮を切ると、少年は、『ンディインドダ!(男になったぞ!)』と決まり文句を叫ぶところ、マンデラは痛みのあまり倒れ込んでしまった。
誰かの「ありのまま」を愛する